【退職届】正しい書き方は?タイミングや封筒の入れ方など解説!&無料
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退職届の正しい書き方は?タイミングや封筒の入れ方など解説!
退職届の正しい書き方が分からないですよね。そもそも、退職届とは何なのでしょうか。詳しく解説していきます。退職届を提出する時に用意する必要があるものや注意点などを詳しく解説致します。退職をスムーズに行う為にも注意点などをチェックしましょう。
退職届とは?どんな用途で使うの?
退職届とは、労働者側が一方的に辞める意思を固めて一度提出した退職届を、会社側が受理すればどのような理由でも、撤回できないという効力がある届けです。
そのため、迷いがある、または、会社と話し合ってまだ今の仕事を続けていけそうなどの未練がある場合は、退職願いの方がよいでしょう。ちなみに、退職願いの説明は後述します。
余談ですが、テレビドラマでよくみかける辞表は、会社役員が辞意を表明するときに提出する場合なので、間違いのないようにしてください。
退職届の正しい書き方は?
それでは、退職届の正しい書き方について解説していきます。手順の概要は次のとおりです。
1. 手書きの縦書きで記載する
2. 右に退職届と記載する
3. 1行空けて下方に「私事」と記載する
4. 「退職いたします。」という内容で本文を記載する
5. 退職日を記載する
6. 自分の所属部署や氏名を記載する
7. 提出先の企業名と代表者名をフルネームで記載する
大まかな手順は上記のとおりですが、ここでは、さらに詳しく説明していきます。退職届は右から順に記載していくのが一般的です。用紙サイズはA4・B5どちらでも構わないですが、真っ白な用紙に縦書きで書きます。このとき、黒のボールペンや、万年筆ではっきりとした字で手書してください。
そして、右端に「退職届」と書きます。続いて本文、一番下に「私事」と書き、改行して続きを書くのがポイントです。改行場所には「この度、一身上の都合により、来たる」まで書いて改行し、「令和○○年〇〇月○○日をもって退職いたします。」と書きます。
その次の行に、令和○○年〇〇月○○日(退職届の日付を書きます。これは会社と話し合って決まった日を記入します。辞める14日前までの日付になります。)
次の行に「自分の配属部署 △△△部△△△課」、改行して下に「苗字と名前」を書きます。さらに、次の行に「会社名」、その次の行に「代表取締役社長◎◎ ◎◎ 殿」と書きます。
正社員の退職届の書き方
正社員の退職届の書き方も、前述と同じ流れで右から記載していきます。用紙サイズはA4・B5どちらでも構わないですが、縦書きで書きます。真っ白な用紙です。そして、黒のボールペンや、万年筆ではっきりとした字で手書きをします。まず、右端に「退職願」と書いてください。以下、前述したとおりの項目をそれぞれ順番に記載していきます。
パートの退職届の書き方
パートの場合、退職届が不要な場合もありますので、勤務先に提出が必要か確認してから作成してください。会社によっては、専用の退職届や、手書き不要な場合もあるようです。退職届の提出が必要な場合は、下記のとおりです。
用紙サイズはA4・B5どちらでも構わないですが、縦書きで書きます。こちらも真っ白な用紙です。黒のボールペンや、万年筆ではっきりとした字で手書きしてください。まず、右端に正社員の退職届と同様に「退職願」と書きます。以下、前述した内容と書き方は同じです。
退職理由を伝えるタイミングは?
直属の上司に、退職したい2か月前から伝えておくことが大事です。仕事の引き継ぎ、あいさつ回りなどに要する期間を考えてのことです。次の会社が決まっている場合は、そのことを先に上司に伝えて、早めに退職の意向を伝えるようにしてください。
この際、同僚に先に伝えないようにしてください。直属の上司に相談してから、順番通り退職の手続きをとりましょう。順番を間違えると、残りの数か月を嫌な思いで過ごすことになることがあります。
正しい封筒の入れ方は?
真っ白の封筒を用意します。郵便番号記載のない無地のものです。A4用紙を入れる場合や長形3号・B5用紙を入れる場合は、長形4号の封筒サイズになります。
次に、封筒の中心から少し上に退職届と書きます。そして、裏面の左下に所属部署名を記入し改行「苗字と名前」を記入します。退職届は、A4用紙の場合、三つ折りで、下から1/3をまず折りあげます。そして、上部分を1/3折り重ねます。
さらに、逆時計回りに90度回転させます。そのまま向きを変えずに裏側から封筒に入れます。最後に、封筒に封をして「メ」を記入して完了です。
B5用紙の場合は、退職届と同じ大きさの用紙をもう1枚用意します。次に、横向きにして退職届の上辺にそろえて重ねます。重なっていない方を上に折り上げてください。用紙を取り除き、上辺を下に折り重ねます。こうすると、綺麗に折ることができましたね。
退職願いとの違いは?
退職願とは、「退職させていただきたいです」と会社側にお伺いをたてるということです。会社側から合意を得たら辞めますという意味になりますので、退職届とは意味が異なります。
退職届は、「辞めます」という明確な意思があるのに対し、退職願はあくまでもお願いです。また、退職願は撤回することができます。この点が退職届とは決定的に違います。
退職願の書き方は、用紙サイズはA4・B5どちらでも構わないですが、縦書きで書きます。黒のボールペンや、万年筆ではっきりとした字で手書きをします。以下、退職願の手順をみていきましょう。
1. 右端に「退職願」と書きます。
2. 続いて本文、一番下に「私事」と書き、改行して続きを書きます。
3. 改行場所には「この度、一身上の都合により、来たる」と書いて改行し、「令和○○年〇〇月○○日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。」と書きます。
4. 次に、令和○○年〇〇月○○日(退職願いを申し出る日を記入します。)
5. そして、「自分の配属部署、△△△部△△△課」と「苗字と名前」を書きます。
6. 最後に、「会社名」と「代表取締役社長◎◎ ◎◎ 殿」と書きます。
退職願について詳しく知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しています。是非ご覧ください。
別記事「退職願いとは?退職届けとの違いや書き方など徹底解説!」にご説明がありますので、一番下のリンクか検索しご確認ください。
退職届はいつまでに提出すべき?
上記で述べてきたように、退職届は直属の上司と相談し、納得したうえで引継ぎ等を進めていきます。話し合いの結果、退職日が決定したらすぐにでも提出することが望ましいですが、それが難しい場合は、最低でも退職日の1か月前までに必ず提出をする方がいいでしょう。
ただし、法律で退職届の提出を義務付けはしていませんが、提出をしてくださいという会社がほとんどです。そのため、退職届は提出の必要があると認識しておくようにしましょう。
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退職届を出すということは、次への第一歩を踏み出す事ではありますが、リスクもあるということを必ず踏まえて自問自答しましょう。そして、辞めて後悔しないか、残って後悔しないかをしっかりと自分の中で整理してから、提出するようにしてください。辛抱してもよくならない、やりたいことがある場合は、生活に困らないように計画的に退職することが望ましいです。退職することを決めたらまず、生活に困らないように最低でも3か月分の生活費は貯蓄しておいてください。
家族がいる場合は、6か月分あると安心です。失業保険も、自己都合での退職の場合は、すぐにお金をもらえないため、しっかり計画的に進めてください。退職した後で、けがや病気になって保険証がないのにと困ることもあるので、退職前に次の勤務先が決定していることが一番理想的ではあるということを理解しておきましょう。